南白亀の準マル秘ポイントで釣りをしていたら、
ネコがよってきて、ニャー ニャー ニャー とうるさいのなんのって。
ハゼくれニャーニャー って鳴いてる。

呼び寄せても来ないので、
ハゼをエサにおびき寄せようとしてもなかなか近づいて来ない。


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しかたなく離れたら、パックと咥えて、

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逃げてった。

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なんだろ。
仲間でもいるのかな、と思って追いかけていくと

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なんてことはない。
敵の来ない安全なところでムシャブリついてた。

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食べ終わると、またやってきて、ニャーニャーニャー喚きたてている。

魚もあまり釣れないので、ネコ相手に

「なんだよお前。ニャーしか言えないのか。」
ニャー

「あっちのおじさんの方が上手だからあっちへ行け」
ニャー



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猫と話しているとアタリがあって、15Cmくらいのが掛かった。
おいらは返しのないハリなので、テラスの上へぼっとんしてしまった。

あっという間の出来事だった。
写真を撮る間もない。
咥えて逃げてった。


食べ終わったらしく、しばらくしてまたやってきた。

櫨をくれる優しい人間かと思われたのか
寄ってきて頭やアゴを撫でさせる。
ゴロゴロは言わない。
お腹も見せないので、まだ警戒しているみたい。
ハゼがほしくてお世辞使ってるんだ。


暖ったかいので、お腹の中に入れて湯たんぽ代わりにしようと抱きかかえようとしたが、
渾身の力を振りしぼって逃げようとする。
押さえつけてジャンバーの腹の中に入れようとするが、失敗。

無理して川の中でも落ちたらかわいそうなので、釈放した。


しばらくして、道具から少し離れて釣りをしていると、
又ネコがやってきてうろうろ嗅ぎまわっている。

魚の匂いがするもんだから、
どこかに穴が開いていないかグルグル探っている。

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きっと、バケツの中のハゼを狙って成功したことがあるんだろう。

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そのうち頭を突っ込もうとするが、
しっかりチャックを絞めてあったので失敗。
魚を入れる小さいフタを引っ張れば取り出せたのに、
残念だったね。

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あきらめて帰っていった、と思ったが
釣りあげた瞬間のハゼに飛びついて、引っ張って逃げてった。

まだハリを外していない。
ハリスが切れたら、ハリごと食べてしまうのでやばいなと思ったけど、
無事にハリが外れて、魚だけ持って行った。
いい引きしてた。


なかなか世慣れた猫だ。

あとで、いっしょに釣りをしていた師匠に聞いたら、
今日すでに6匹上げてるって。

その後、仕分けしながら、あと5,6匹上げてたから、
相当な数のハゼを腹の中に入れたことになる。

まだ食いたそうだった。



これから寒い冬に向かってたいへんなんだろうな、のらネコも。

もう少しゴロゴロ寄ってくれば拾い主も現れるんだろうけど、
きっとバケツの中のハゼを盗んでひっぱたかれたかしたんだろうな。
1っ匹ポッチのほうが気楽でいいかな。


ちなみに先に登場した、
> 「あっちのおじさんの方が上手だからあっちへ行け」

あっちのおじさんは、1匹しか釣れていなかった。

帰りがけにその1匹をくれるというので、
ネコにあげれば、
といったらもったいない、というのでおいらのビクに収まった。
ネコ嫌いなんだね。

あっちのおじさんはこれから木更津行くって言ってった。
先週沢山釣れたんだってさ。
まあ、ハゼは居ればバカでも釣れるからね。




散歩のオジさんが、
雌だったら持って帰るのに、
って言ってた。
オス猫だったんだ。
だからおいらに懐かなかったんだ。



今度また準マル秘ポイントへ行った時、
このネコいればいいな。

湯たんぽ代わりにする。
腹に入れると暖かいんだ。
名前も付けてあげるよ。